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一般社団法人 再開発コーディネーター協会
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 2015年度「若手まちづくりフォーラム企画 inTokyo」について
 

1.企画主旨について

 「若手まちづくりフォーラムinTokyo」は再開発事業等に携わる若手世代の交流による人脈形成を目的に、将来のまちづくりについての意見交換を行うイベントを毎年開催しています。
 H27年度は「地方創生」「エリア間・都市間競争」を背景に、「都市再生」が進む街づくりにおいて重要なファクターである交通インフラに着目し、改めて「都市と交通」のあり方・可能性について、全3回の継続型グループワークにて議論を行いました。加えて再開発事業に携わる様々な方々からの協力を得て、開発が進む渋谷駅周辺・東京駅周辺の開発動向についての基調講演と、任意参加ではありますが、北陸新幹線の開通を契機に新たな街づくりが行われている富山市・金沢市のまちづくりの地方視察会を併せて実施しました。
 都市を取り巻く社会環境が大きく変化している今日、次代のまちづくりを担う若手担当者には、これまでの制度や手法だけではない柔軟な発想や連携が求められています。そこで本企画では、より短期間で密な交流が生まれることを企図して、20代・30代の世代別のグループ編成とし、ワークショップのスタイルも従来までの3回同一メンバーによるワークから、ワールドカフェ方式による一体感を醸成するような新たな取り組みも実施し、例年以上の活気のある議論が展開されました。
 今回は34名の申し込みをいただき、これまでのコンサル・ゼネコン・デベロッパー等に加え、鉄道事業者の方々にも多数ご参加いただき、有意義な交流が生まれたものと思います。
 本企画の遂行にあたっては、多数の再開発事業に携わる方々やご出席頂いた参加者の所属される企業様等のご協力・ご理解を賜り成功裏に進めることができました。

実行委員会の様子写真

【開催概要】メインテーマ「都市と交通を考える」
〜渋谷駅及び東京駅周辺エリアの事例スタディを通して〜
【各回グループワークでのテーマ・到達目標】

1.初回オリエンテーション:自己紹介・グループ毎のテーマ設定。
 *「都市と交通」をテーマに各自写真を持ち寄り、自己紹介と併せてテーマ出し
2.中間発表:基調講演を活かして、グループ毎にタイトル決めをする。
 *短時間に広く意見集約を図るため、ワールドカフェ方式によるグループ横断の
        ワークショップを実施
3. 最終発表:前回設定したタイトルに合わせ、具体化する為の課題や施策、我々の役割をまとめる。

【グループ分け】
 「計3回の短い時間での密な交流を目的とした20代・30代の年代別グループ分け」×
 「街づくりにおける課題とテーマの違いを考慮した都心部・地方のグループ分け」=計4グループ


第1回(11/6(金))
  オリエンテーション
  自己紹介:各自持参の「気になる写真」を元に自己紹介を実施
  グループワーク 〜課題抽出・テーマ設定(「気になる写真」を切り口に)〜

第2回(11/20(金))
  渋谷ヒカリエ視察会
  基調講演:「都市と交通-渋谷駅及び東京駅周辺の開発動向から-」
   
講 師: (株)日建設計 プロジェクト開発部門副代表 奥森 清喜 様
  グループワーク 〜ワールドカフェ方式のワークショップによる意見集約
   
〜意見集約を踏まえた成果発表に向けたタイトル決め〜

第3回(12/4(金))
  グループワーク 〜「都市と交通の未来予想図」を描き出す〜
  成果発表

富山市・金沢市の事例視察会:2/5・6(金・土)
  @講演
  「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり
-コンパクトシティ戦略による富山型都市経営の構築-」
講師:富山市都市整備部長 京田憲明 様
  「片町A地区及び武蔵ヶ辻第四地区市街地再開発事業の概要説明」
講師:(株)アール・アイ・エー金沢支社 担当部長 木島一宣 様
  A現地視察
  <富山市>
  総曲輪通り南地区(総曲輪FERIO)・西町・総曲輪地区(西町・総曲輪CUBY) グランドプラザ
  西町南地区市街地再開発事業(TOYAMAキラリ
  <金沢市>
  片町A地区市街地再開発事業(片町きらら)
  武蔵ヶ辻第四地区市街地再開発事業(近江町市場館)

〜各会終了後は、全体または班毎に懇親会を開催しました〜

2.基調講演会について

 平成27年11月20日(金)に開催された第2回フォーラムでは、ゲストスピーカーとして、各地の再開発事業でご活躍されている鞄建設計 奥森様に「都市と交通」をテーマにご講演頂きました。


○ゲストスピーカー氏名 役職
 奥森清喜様 株式会社日建設計 プロジェクト開発部門都市開発グループ副代表

 奥森様からは、現在50年・100年に一度の大改造といわれる開発が行われている渋谷駅周辺の開発について、また新しい首都・東京の顔として生まれ変わった東京駅周辺の開発を通じて、交通、特に駅とまちの一体開発についてご講演いただきました。交通結節点として、またまちの顔として多くの人が利用する場所でありながら、複雑に絡み合う様々なボーダーをどのように解消し、駅前空間としてあるべき姿に導いていくか、そもそも都市と交通は別のものなのか、グループワークで“都市と交通”を考える上で非常に参考になる視点、問題提起をいただきました。会場の渋谷ヒカリエからは、実際に周辺で進められている開発を間近に見ることができ、講演でお話いただいた今後の渋谷の姿を想像し、将来に向けてまちが動いていることを体感することができました。
 講演後も会場から活発な質疑がありました。その中では、再開発に携わる業務は忙しいことも多いけれど、仕事の中で出会う様々な人から話を聞いてその中から沢山のことを学んでいってほしいとお話をいただきました。  またワークショップ後は、会場の渋谷ヒカリエに展示されている再開発プロジェクト完成後の渋谷駅周辺の未来姿を1/500スケールで表現した大型都市模型を見学するなど、グループごとに渋谷駅周辺の視察を行いました。
 ご多忙の中、快くご講演をお受けいただきました鞄建設計の奥森様には、心より御礼申し上げます。

会場や講師の写真

 富山市・金沢市の事例視察会について

  今回の現地事例視察は、富山市と金沢市のまちづくりについて学ぶため、平成28年2月5日(金)に26名の参加のもと実施しました。
 最初に訪問した富山市では、同市都市整備部長の京田様から、“LRT”や“まちなか居住推進”をはじめとする“コンパクトなまちづくり”を目指した富山市の様々な取組みについてご説明いただきました。
 より良いまちを目指すために、各課一体となった横断的な事業推進、単体の事業で終わらせずに、複合的に事業を実施することで「正のスパイラル」を作り上げるとの方針に感銘を受けました。その後中心市街地を歩きながら「西町・総曲輪CUBY」(西町・総曲輪地区市街地再開発事業)と「総曲輪FERIO・富山大和」(総曲輪通り南地区市街地再開発事業)の間に整備されたまちなか賑わい広場「グランドプラザ」や、市立図書館を中心とする「TOYAMAキラリ」(西町南地区市街地再開発事業)などを見学しました。
 富山市での視察の後、新幹線にて金沢市へ移動しました。金沢市では、潟Aール・アイ・エー 金沢支社 木島様にご案内いただき、片町きらら(片町A地区市街地再開発事業)を視察しました。片町地区は金沢市のまちなか拠点商業地区の中心に位置しますが、人口減少や建物老朽化により活気の低下等が課題となっていました。これらの課題に対応するため、地権者が一丸となって協力し、増床やPM会社の設立・出資等による事業構築を図り、その後のテナント誘致等の運営にも注力し活気を取り戻しています。
 その後、徒歩で武家屋敷街を散策しつつ近江町市場まで向かい、北陸の若手実務者の方々と意見交換を兼ねて懇親会を開催し能登の新鮮な海産物を楽しみました。北陸新幹線開業に沸く金沢は夜も大きな賑わいを見せ、改めて交通機関が都市に与える影響について実感しました。
 ご多忙の中、当日のご説明を頂きました富山市の京田部長様をはじめ、開催の手配・視察にご同行を頂きました同市都市再生整備課の栢係長様、金沢市内の視察全般にご協力をいただきました潟Aール・アイ・エーの木島様には、心より御礼申し上げます。

富山市の京田部長様、RIA 木島様、富山市・ 金沢市視察の様子写真

 グループワーク報告

実行委員(平成27年度)
(株)アール・アイ・エー 石原 久一郎 東京ガス(株) 山崎 洋一
(株)大林組   郷   健太郎   (株)日建設計   西館 沙織
新日鉄興和不動産(株)   山下   恒   (株)日建設計   宮内 奈央子
相鉄不動産(株)   永田 康太郎   株式会社日建設計   山田 洋平
大成建設(株)   村上 拓也   前田建設工業(株)   春山 良平
(株)タカハ都市科学研究所   安留 瑞木   大和ハウス工業(株)   阪田  俊満