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一般社団法人 再開発コーディネーター協会
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    再開発プランナー試験に合格して
<協会機関誌「再開発コーディネーター 2016 180 (3月15日号)」より抜粋>

「自己啓発のために」

一般財団法人日本不動産研究所 阿部進悦

   私は不動産鑑定業者の開発部門で責任者をしております。日頃は評価コンサルタント業務を中心として再開発事業のお手伝いをさせて頂いておりますが、弊社の開発部門の中で私だけが再開発プランナー資格を有しておりませんでした。そのことが密かにコンプレックスでもありましたが、今更この歳でハードな勉強に耐えられるはずもなく、また落ちたときの体面も考えて今まで受験しておりませんでした。
 一方で新しく部門に配属された職員には積極的に受験を奨励している手前、私が受験の苦労を経験していないのは説得力がないと思い、今回受験しました。朝と通勤時間を活用して、都再法の条文から読み直しました。幸い弊社では毎年受験者がいたので一通り条文を読んだ後は、ストックしてあった過去問題集をひたすら解きました。頭が衰えているのは致し方ないとしても勉強不足で落ちるのは格好悪いので、通常の合格者が準備する期間の倍の時間を取って勉強を始め、13年分の過去問題集を10回以上繰り返しました。何度も問題を繰り返した結果、すでに法律が変わって現行法では不正解になっている問題もまるごと覚えてしまったり、最後の方は選択肢を見ただけで回答が分かってしまうという無駄な特殊能力まで身につけてしまいました(この能力が本番の試験で役に立たなかったことはいうまでもありません)。
 今回再開発プランナーの試験勉強をして思ったことは、この試験は非常に効率よく再開発の仕組みを理解できる試験であるということです。今まで断片的だった知識が、試験勉強することで随分整理できました。これから再開発の仕組みを勉強したいという職員には迷わず受験を勧めています。
 私どもは評価コンサルタントとして再開発事業の一部の役割を担っておりますが、事業の仕組みを理解することでもっと事業の役に立てると信じています。今後は評価コンサルタント中心から踏み出して、事業自体に関わる役割にも積極的に関わっていきたいと考えています。


「体系的な理解で勘所を身に付ける」

森トラスト株式会社 鎌形 愛

 私は主に東京都心における複合開発案件のプロジェクトマネジメント、中でも許認可取得、都市計画提案等に係る行政折衝をメインの仕事としています。日々の実務に追われる中で、一度自分の知識を総括して確認したい、今後の業務の円滑化のためにも経験と知識をバランス良く底上げしたいと思い、再開発プランナー試験を受験いたしました。
 業務で参照することの多い建築基準法や都市計画法はともかくとして、出題の半分強を占める都市再開発法についてはこれまで触れる機会が少なく、まずは『再開発プランナー知識大全』で、学科の過去問題を1問解いては『再開発関係法令集』で法文にアンダーラインを引いて読み込むことを繰り返しました。丸暗記が得意ではないので、『再開発事業の計画ドリル』などに記載されている再開発のフローチャートのみは暗記した上で、一連の流れの中でどこの段階について問われているのか、それぞれのシーンをできるだけ具体的に想像しながら、体系的に理解するように努めました。法令集は、国家戦略特区法など新しい法律も網羅されているので業務でも引き続き役立っています。実務試験に関しては過去問題と計画ドリルを2回ずつ解き、感覚として手になじませました。
 試験まで残り2カ月程度となってから焦って準備することになりましたが、家族の応援や職場仲間の励ましもあり、お昼休み中に15分、仕事帰りにカフェで30分だけ、と時間を確保して集中的に勉強しました。
 今回の受験を通して、法定再開発の勘所や都市開発推進のための考え方を学ぶことができたと思っています。試験を通じて得た知識に、外国人の増加や少子高齢化といった社会情勢の変化への対応力をあわせ、次代を捉えた都市づくりに取り組んでいきたいと思います。